【データ分析】虎の4番は大山?テル?練習試合の成績を徹底比較!

阪神関連

阪神タイガースは2022年春季キャンプで予定している対外試合は2/20の中日戦をもってすべて消化しました(2/23の広島戦は雨天中止)。
全5試合のうち、4番として出場したのは大山悠輔選手と佐藤輝明選手の二人だけです。

事実上4番は大山選手・佐藤輝選手のどちらかといった状態ですが、開幕四番はどちらになるのでしょうか?
この記事では練習試合での成績を振り返りながら、四番にふさわしいのはどちらなのか考察したいと思います!

打撃成績

では早速全5試合での打撃成績を見ていきましょう。

名前
打率
打数
安打
本塁
打点
長打率
得点圏打率
三振
佐藤輝明.38918702.500.6674
大山悠輔.53813713.769.6671

打席数は少ないものの、打率・本塁打数・打点いずれの項目に置いても大山選手に軍配が上がりました。
一方の佐藤輝選手も悪い数字ではありません。本塁打は対外試合ではないものの、紅白戦では複数本記録しており調整は順調である様子がうかがえます。

四番として期待したい長打率についても大山選手の方が高く、長打率.769と非常に優秀な結果になっています。

データ分析による結果

打率や本塁打数などの結果は大山選手に分がありそうですが、成績に表れていない部分はどうでしょう?
ここでは一球ずつの打席データを解析した結果を見ていきましょう。

ケースごとの打撃内容

続いて2ストライク時の成績やボール見極めといった打席ケースごとの結果を見ていきましょう。
まずは大山選手から。

左投手・右投手に関わらず打率が高いことがわかります。追い込まれてからの打率も.429と高いですね。
またボール球の見極め率は65%でした。
昨シーズンは74%程度でしたので、ここだけを見れば悪化していることになります。
練習試合ということでより振り込んでいく意識が強かっただけかもしれませんので、あまり悲観する必要はないかと思います。

続いて佐藤輝選手の結果です。

佐藤輝選手も左投手・右投手で大きな打率の差はありませんでした。
追い込まれてからの打率も.333と好成績を残しています。

やはり特筆すべきはボール見極め率でしょう。
以下記事でも触れておりますが、昨年からの改善が最も目に表れており、昨シーズンの61%程度から79.3%とボール見極め率が大幅に向上が見られます。
その結果が打率UPに直結していると言えるのではないでしょうか。

コース別打率

続いてコース別打率は以下の通りでした。まずは大山選手から。

大山選手については以下記事でも紹介しましたが、アウトコース高めの打率が非常に良いです。
本塁打を記録した一球も真ん中高めでしたので、ハイボールのミスショットはかなり少ないようです。
一方でアウトコース低めはノーヒットですが、誰もが苦手とするゾーンですのであまり気にする必要はないでしょう。
ここに手が出なくなれば昨年以上の成績は十分期待できるのではないでしょうか?

続いて佐藤輝選手のコース別打率です。

広範囲で打率が高いことがわかりますが、その中でも低めの球に対する打率が圧倒的に高いです。
昨年から見えていた特徴ではありますが、やはり佐藤輝選手は低めの球が得意であることがデータ上でもよく分かります。

一方高めの球に対してもストライクゾーン内であれば打率は良いです。
やはりゾーン外の高めの球をいかに見送れるかが成功のカギになるでしょう。
ボール見極め率が上がっていますから、十分期待が出来そうです。

さいごに

練習試合に見る、大山選手・佐藤輝選手の成績や特徴について紹介しました。
どのデータを見ても大山選手に軍配が上が結果となりました。

佐藤輝選手についても昨年からの改善が見えましたので、1年目以上の結果が期待できそうです。
とはいえまだ練習試合の結果を見ただけですので、今後もチェックしていきたいところです。

オープン戦についてもデータでの振り返りは行っていきたいと思いますので、次回もお楽しみに。
最後まで読んでいただきありがとうございました。


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