【データ振り返り】2/11日ハム戦!藤浪の仕上がりは上々!?江越は覚醒できるのか?

試合結果

2月11日、新庄BIGBOSS率いる日本ハムファイターズとの練習試合2戦目が沖縄県・名護市で行われました。
今回も異例の地上波放送(関西ローカル)がありましたが、結果は阪神3-3日本ハムのドロー。

先発登板の藤浪晋太郎投手は3回0失点で上々の結果を残しました。
打者陣も梅野隆太郎選手のタイムリーヒット坂本誠志郎選手の2ランホームランで奮起しましたが、前回同様中継ぎが踏ん張り切れず引き分けに終わっています。

今回の練習試合ではどのような課題が浮き彫りになったのでしょうか?
この記事では2/11試合結果の振り返りと、データ解析を用いた考察をしていきたいと思います!

試合結果

スターティングメンバー

2/11 対日ハム戦でのスタメンは以下の通り。

打順位置選手名
1(三)髙寺 望夢
2(遊)木浪 聖也
3(右)佐藤 輝明
4(一)大山 悠輔
5(指)梅野 隆太郎
6(中)島田 海吏
7(捕)坂本 誠志郎
8(左)江越 大賀
9(二)熊谷 敬宥

前回途中出場ながら結果を残した髙寺望夢選手は1番サードでスタメン出場になっています。
木浪選手や江越選手は前試合ではノーヒットに終わっていましたので、この試合ではアピールしたいところ。
では早速試合結果を見ていきましょう。

中軸が奮起!一方で若手はバットでアピールできず

スコアボード

123456789R
阪神タイガース
0
0
0
0
2
0
0
0
1
3
日本ハムファイターズ
0
0
0
0
0
1
2
0
0
3

ハイライト

5回表 阪神 7番 坂本誠志郎 レフトスタンドへの2ランホームラン
6回裏 日ハム 4番 水野達稀 レフトへのタイムリーヒット
7回裏 日ハム 9番 野村佑希 センターへのタイムリーヒット
7回裏 日ハム 2番 片岡奨人 セカンドゴロの間に1点
9回表 阪神 5番 梅野隆太郎 レフトへの同点タイムリーツーベース

5回表、大山選手がセンター前ヒットで出塁し、坂本選手の2ランホームランで2点を先制しました。
その後は日ハムに立て続けに得点を許してしまい、7回裏には逆転されます。
しかし9回表に梅野選手が起死回生の同点タイムリーヒット!
最終的には3-3の引き分けに終わりました。

また得点には絡むことが出来ませんでしたが、佐藤輝選手が2試合連続でヒットを記録。
前回ノーヒットの江越選手・小野寺選手・島田選手もそれぞれヒットを打ち、アピールに成功しています。

一方で髙寺選手・木浪選手・熊谷選手はノーヒットに終わりました。
木浪選手は2試合連続ノーヒットで中々アピールが出来ていない状態になっています。

守備では熊谷二塁手・小野寺一塁手が好プレー!

ノーヒットに終わった熊谷選手ですが守備では素晴らしいプレーを連発!
シーズンオフに行った広島・菊池選手との自主トレの成果が出ているのではないでしょうか?

後はバッティングが良ければ内野スタメン候補にも挙がってくるのではないかな~と思いました。

また昨年は外野手出場がメインだった小野寺選手も一塁守備で好プレーがありました!
一塁線ギリギリを抜けそうな打球をダイビングキャッチ。
外野手もスタメン争いが過熱していますので、一塁守備の安定感がアピールできれば出場機会も増えることでしょう。

データで振り返る

では続いてデータ解析の結果から各選手の成績について考察していきます。
今回の打席内容や投球内容を一球ずつ振り返ることで、「昨年との違い」や「現状の課題」を浮き彫りにしたいと思います。

藤浪晋太郎 ストレートを軸にした投球で仕上がりは上々か

一人目は藤浪晋太郎投手についてデータを見ていきましょう。
まずは球種配分から。
今回32球の配分は以下の通りでした。

球種 球数 割合 ストライク率 奪三振回数
ストレート 22球 68.8% 50% 1
カットボール 4球 22.4% 25% 0
スプリット 4球 16.3% 0% 2
カーブ 1球 12.2% 100% 0
スライダー 1球 2.0% 0% 0

ストレートが7割近くを占めましたが、球種面で今回特筆すべきはスプリットではないでしょうか。
全4球中2球が決め球として投じられ、いずれも三振を奪った結果になっています。
しっかりベース盤上に制球できていたようですね。

続いて球速についてみてみましょう。

球種 平均速度 最高速度
ストレート 154.4km 159km
カットボール 138km 139km
スプリット 141.5km 145km
カーブ
スライダー 126km 126km
※計測できていない投球はカウント対象外

なんとストレートは最速159kmを計測!
本人はインタビューで『スピードガンが甘いだけで、そんなに出てないと思う』と言っていますが、それを踏まえても上々の仕上がりを見せていると言えるのではないでしょうか?

またスプリットも140km中盤が出ており、落差も十分でした。
シーズンが始まっても大きな武器になりそうです。

江越大賀 追い込まれてからの選球眼に覚醒の兆しを感じた

続いて江越選手についてデータを見ていきましょう。

対戦投手 決め球 結果
生田目翼 カットボール サードフライ
福田俊 ストレート レフト前ヒット
望月大希 ストレート レフトへのツーベースヒット
古川侑利 フォーク 空振り三振

ヒットとなった球種はいずれもストレート。
特にツーベースヒットとなった打席はカウント0-2と追い込まれてからのヒットで非常に価値があるのではないでしょうか。

しかし最も注目すべき打席は三振となった最終打席です。
詳細な打席内容は以下の通り。

ボールカウント ストライクカウント 球種 球速 結果 ストライクorボール
0 0 カットボール 143km 見逃し ストライク
0 1 ストレート 空振り ボール
0 2 フォーク 135km ボール ボール
1 2 フォーク 135km ボール ボール
2 2 カットボール 143km ボール ボール
3 2 カットボール 143km ファウル ストライク
3 2 フォーク 135km 空振り三振 ボール

1・2球でいきなり追い込まれた打席でしたが、その後続いたボール球をしっかり見極めてフルカウントまで立て直しました。
最終的にはフォークボールに手は出てしまいましたが、昨年より選球眼が良くなっていることが目に見えた打席だったのではないでしょうか?

ちなみに今日の試合でのボール見極め率は62.5%
目標とするオリックス・杉本選手の昨年のボール見極め率は70.5%でしたので、まだまだ成長は必要になりそうです。
当たれば長打が期待できるバッターですので、この選球眼の改善は覚醒の兆しと言えるかも?しれません!

さいごに

2/11対日ハム戦の結果やデータで振り返る藤浪投手・江越選手の特徴について紹介しました。

藤浪投手は状態がかなりよさそうですね。今後予定されているオープン戦でも当然登板機会があるかと思いますので、引き続きチェックしていきたいです。

江越選手も毎年キャンプで期待されながらシーズンで結果を出せていませんでしたが、今年こそは違う!と感じさせてくれる試合でした。
まずは開幕一軍を目指してアピールを続けてほしいですね。

今後もデータでの振り返りは行っていきたいと思いますので、次回もお楽しみに。
最後まで読んでいただきありがとうございました。


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