1月31日、阪神タイガースのラウル・アルカンタラ投手(29)が1月30日に来日していたことが球団より発表されました。
2月1日より始まる春季キャンプの直前となってしまったことで、開幕までの調整はどうなるのか心配されるところ。
また2022年シーズンは先発挑戦を明言していたアルカンタラ投手。
この記事では報道内容とネットの反応、先発起用以外の可能性について考察していきます!
報道内容およびネットの反応
ラウル・アルカンタラ選手が、昨日入国いたしました。https://t.co/OZBpx6PimS
— 阪神タイガース (@TigersDreamlink) January 31, 2022
待ちに待ったアルカンタラ投手の来日報道。
歓迎や期待の声が多く見られました。
一方で開幕への不安や、抑え起用について口にするファンを散見されました。
では今シーズンどのような起用になるのか?
過去の成績を振り返りたいと思います。
やっぱりチーム事情を考えると中継ぎ起用になるのか?
過去の成績
年度 | 球団 | 登板 | 先発 | 防御率 | 勝利 | 敗戦 | セーブ | ホールド | 勝率 | 打者 | 投球回 |
2016 | OAK | 5 | 5 | 7.25 | 1 | 3 | 0 | 0 | 0.25 | 103 | 22.1 |
2017 | OAK | 8 | 4 | 7.13 | 1 | 2 | 0 | 0 | 0.333 | 108 | 24 |
2019 | KT | 27 | 27 | 4.01 | 11 | 11 | 0 | 0 | 0.5 | 724 | 172.2 |
2020 | 斗山 | 31 | 31 | 2.54 | 20 | 2 | 0 | 0 | 0.909 | 795 | 198.2 |
2021 | 阪神 | 24 | 7 | 3.49 | 3 | 3 | 0 | 6 | 0.5 | 243 | 59.1 |
アルカンタラ投手はメジャーリーグ球団ボストン・レッドソックスの傘下である「ドミニカン・サマーリーグ・レッドソックス」でメジャーデビュー。
その後トレード移籍を経て、2016年にオークランド・アスレチックスでメジャー初登板を果たします。
2019年には韓国KBOリーグに移籍し、2020年には20勝2敗で最多勝利投手に輝いています。
アルカンタラ投手の武器は150kmを超えるストレートに加えて、何といっても制球力。
2021年の四球数は14で、これは阪神投手陣ではスアレス投手に次いで2番目に少ない四球数です。(50回以上登板の選手)
また阪神入団までの経歴を見ると、先発登板が主で中継ぎ登板は2017年の4度だけ。(2Aや3Aでも先発がメインだったようです)
本人の意向としても先発起用への思いが強い中で、2021年はチーム事情からリリーフに回っていたことが窺い知れます。
では2022年はどうなるのか?
本人は先発を希望していますが、阪神のチーム事情から言えば先発陣はかなり充実しています。
- 青柳 晃洋(2021年最多勝)
- 西 勇輝(2021年先発ローテを守った)
- 藤浪 晋太郎(先発挑戦を公言)
- 秋山 拓巳(2021年10勝)
- 伊藤 将司(2021年10勝)
- 髙橋 遥人(2021年終盤で4勝、防御率1.65)
- 及川 雅貴(先発挑戦を公言)
- 村上 頌樹(2021年ファーム最多勝など多くのタイトルを獲得)
- ジョー・ガンケル(2021年9勝)
- 西 純矢(2021年初登板で無失点勝利)
この布陣に割って入るのは簡単ではないでしょう。
それに加えて、外国人枠の問題もあります。
昨年に続き外国人枠は5人となる見込みですが、ガンケル・ロハス・マルテは恐らく当確。
まだ来日していませんが、守護神候補のケラー投手も問題なければ一軍固定となるでしょう。
となるとアルカンタラ投手が先発となると、チェン投手やウィルカーソン投手、まだ見ぬ外国人野手(※)の起用も難しくなります。
※阪神フロントは8人目の外国人獲得を視野に入れています
恐らくキャンプで競争させる予定だったかと思いますが、出遅れてしまう以上他の先発候補にチャンスが増えてしまうことは避けられないでしょう。
以上を踏まえると、「最初から中継ぎ起用で調整してもらうべき」かなと考察します。
さいごに
アルカンタラ投手の来日に関するニュースとネット上の反応、起用方法の考察について紹介しました。
チーム事情からリリーフに回ってほしいとは思いますが、当然本人の考えもあります。
球団とアルカンタラ投手が納得できる形になることを望みたいですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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