こんにちは。
野球ファンにとっては秋の風物詩とも言える日本シリーズ。
2021年はオリックス・バファローズとの歴史的接戦の末、東京ヤクルトスワローズが日本一(20年ぶり6回目)となり、大きな盛り上がりを見せました!
また近年では、圧倒的な強さを見せた2020年の福岡ソフトバンクホークス日本一も記憶に新しいのではないでしょうか。
このところパ・リーグ球団の日本一が多いことからネット上では

実力はパ・リーグの方が上では?
といった意見をよく目にします。
そこで、この記事では過去の日本シリーズ成績についてまとめてみました。
いったいセ・リーグとパ・リーグ、優勝回数が多いのはどちらなのでしょうか。
また、優勝回数が多い球団や少ない球団についても調べてみました。
日本シリーズとは?
まずは日本シリーズの歴史についてふれたいと思います。
日本プロ野球は1949年のリーグ分裂に伴い、翌年1950年からセントラル・リーグおよびパシフィックリーグの優勝球団が日本プロ野球界の日本一をかけて対戦するシリーズとして創設されました。
2014年から三井住友銀行がスポンサーとなったことで、正式名称「SMBC日本シリーズ」として開催されています。
試合は全7試合で、4勝先取した球団が日本一となります。
引き分けなどによって7試合目を終えた時点でどちらの球団も4勝に満たない場合には8試合目を行うことになりますが、これまで一度(1986年 西部ライオンズ対広島東洋カープ)しかないようです。
過去の成績まとめ
ではここからは過去の成績を見ていきましょう。
まずは1950年から2021年の全72回の通算成績です。
- セントラルリーグ・・・優勝36回
- パシフィックリーグ・・・優勝36回
なんと優勝回数は両リーグ同一でした!
パ・リーグ球団が強い印象がありましたので、少し意外でした。
では、年代別にみるとどうでしょうか?
合わせて年代別の最多優勝球団もまとめてみました。
年代 | セ・リーグ優勝回数 | パ・リーグ優勝回数 | 最多優勝球団 |
---|---|---|---|
1950 | 5回 | 5回 | 読売ジャイアンツ(4回) |
1960 | 8回 | 2回 | 読売ジャイアンツ(7回) |
1970 | 6回 | 4回 | 読売ジャイアンツ(4回) |
1980 | 5回 | 5回 | 埼玉西部ライオンズ(5回) |
1990 | 5回 | 5回 | 東京ヤクルトスワローズ(3回) 埼玉西部ライオンズ(3回) |
2000 | 5回 | 5回 | 読売ジャイアンツ(3回) |
2010 | 1回 | 9回 | 福岡ソフトバンクホークス(7回) |
2020 (2年間) | 1回 | 1回 | 東京ヤクルトスワローズ(1回) 福岡ソフトバンクホークス(1回) |
通算成績ではセ・リーグとパ・リーグの勝利数に大差はありませんでしたが、2010年代は大きくパ・リーグが勝ち越していることがよく分かります。
直近の成績だけに注目すれば、ネット上の意見も間違っているわけではなさそうです。
日本一になったことがない球団はある?
これまでリーグごとの成績を見てきましたが、次に球団ごとの成績を見てみましょう。
球団 | 出場回数 | 優勝回数 |
---|---|---|
読売ジャイアンツ | 36回 | 22回 |
埼玉西武ライオンズ | 21回 | 13回 |
福岡ソフトバンクホークス | 20回 | 11回 |
東京ヤクルトスワローズ | 8回 | 6回 |
オリックス・バファローズ | 13回 | 4回 |
千葉ロッテマリーンズ | 6回 | 4回 |
広島東洋カープ | 8回 | 3回 |
北海道日本ハムファイターズ | 7回 | 3回 |
中日ドラゴンズ | 10回 | 2回 |
横浜DeNAベイスターズ | 3回 | 2回 |
阪神タイガース | 6回 | 1回 |
東北楽天ゴールデンイーグルス | 1回 | 1回 |
大阪近鉄バファローズ | 4回 | 0回 |
松竹ロビンス | 1回 | 0回 |
最多優勝球団は読売ジャイアンツの22回でした。
一方、優勝経験がない球団は「大阪近鉄バファローズ」と「松竹ロビンス」でしたが、いずれも吸収合併により現存しない球団です。
現存球団はすべて日本一の経験があることがわかりました。

それにしてもやはり巨人は強いですね・・・。
日本シリーズのMVPと優勝監督、両方経験している人はいるのか?
日本シリーズで活躍した選手には最高殊勲選手賞(MVP)がNPBより与えられます。
2021年は東京ヤクルトスワローズの中村悠平捕手がMVPに選出されました。(おめでとうございます!)
ではMVPを受賞した選手がその後監督となり、優勝監督に輝いた方はいるのでしょうか?
調査した結果、なんと4名もいらっしゃいました!
- 川上哲治(MVP1回、優勝監督11回)
- 長嶋茂雄(MVP4回、優勝監督2回)
- 秋山幸二(MVP2回、優勝監督2回)
- 工藤公康(MVP2回、優勝監督5回)
いずれもレジェンドの方々ですね・・!
なお、長嶋茂雄さんのMVP4回、川上哲治さんの優勝監督11回はいずれも最多記録となっております。
最後に
直近ではやはりパ・リーグ球団が強いことがわかりましたが、2021年は9年ぶりにセ・リーグ球団が日本一となりました。
今後は両リーグで接戦を繰り広げて更に盛り上げていってほしいですね!
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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